「 2007年02月 」 の記事一覧
2007.02.27 Tue
タイの政変に対する見解
今日はFX大揺れでしたね。円が全面高で、対ユーロ、ドルで1円以上、対ポンドなどは3円以上も上昇するという異常相場でした。皆さんはこの荒波を味方につけることが出来たでしょうか?
そういえば日経に「タイの政変は、特権階層が反撃したことに端を発している」とのコラムがありました。タクシン政権が貴族をはじめとする特権階層に取って代わろうとしたため、軍を出し、タクシンの腐敗をアピールしながら追放したというものでした。地方対都市、農民対中間層といった構図も描かれていました。ただし、プミポン国王の姿勢までは触れていません。
この辺の事情は全然知らなかったため、私にとって驚きでした。さらに、タクシン排除にとどまらず憲法改正まで踏み込んだのは、第二のタクシンを絶対出さないためとまで書かれていました。もしこれが本当ならば、少なくとも我々海外投資家の観点からはマイナスといえます。タクシン政権は経済面では外資を呼び込む政策を採っていたこともあり、お金がどう使われるかという点は別にして、経済成長の地盤としてはある程度整っていたといえます。
年末年初にタイの株式相場が下落した際、銀行株なら買ってもいいかなと思ったのですが、慎重に考えたほうがよさそうですね。
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コーヒー(その他)
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2007.02.24 Sat
たとえ利上げしようとも、円安の傾向は変わらないのか?
日銀がやっと利上げした。とはいってもわずか0.25%、結局他の通貨と比較すれば低金利である事実は変わらない、ということで、利上げ表明後も円高には振れませんでした。
しかし、1月の際にはあれほど政府から「景気が悪くなる」といわんばかりに圧力が掛けられたのに、今回は毅然と実行し、市場は冷静に受け止めた。その事実は大きいと思う。
恐らくECBの利上げペースには当分追いつけないであろう。よって対円でのユーロ高(ポンド、スイスフランも同様)は継続されるだろう。 一方で米ドルはどうか。FMOCは前回も利上げは見送り、事態を静観しているかのようであるが、米ドル高が今まで通り続く保証は無い。よく日経には「1ドル=●●円の水準になれば、個人マネーが円売りのポジションを取るようになり、一定の抑止力となっている」と書かれているが、果たしてどこまで持つことやら。
実はFXをこっそり再開している。前回の失敗をカテに、頻繁に売買せず、じっくりと待ち続けるようにしている。今のところは安定した収益を生み出しているが、その収益は果たしてどこまで続くだろうのかわからない。余りアテにしないことが長続きする秘訣なのかもしれない。
ミート(FX)
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2007.02.21 Wed
セゾン投信「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」
久々の投稿です。
いろいろなブログで絶賛されていたので、セゾン投信の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を研究してみた。以下は概略です。
・「バンカードインデックス・ファンド」のファンド・オブ・ファンド ・株式と債権の投資比率は50:50 ・株式の投資先は、日本(6)、米国(24)、欧州(16)、エマージング(4) ・債権の投資先は、日本(9)、米国(20)、欧州(21) ・販売手数料はなし、信託報酬は0.78%(セゾン・バンカードの取り分含む。ここの数字は判断が分かれているが、「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」さんの記事を参照)
「インデックスファンドの新時代」の記載が正しいとすれば、30台半ばの私にとってこのファンドは債権の比率が高すぎるとか、エマージング株式の比率が僅か6%である上に「エマージングってどこよ?」と思ったりとか、腑に落ちない点があるのは事実です。しかし皆さんの所感を見ていると、仮にETFをやれ香港にいくら、日本にいくら、で日本ではどこそこの証券会社にいくら、なんて考えるよりも、このファンド一本でいいのではないか、とすら思えてきます。
皆さんが書かれているように、それほどまでに素晴らしいファンドが今の今まで日本の証券会社で出来なかったのは何故なのでしょうか?日本の証券会社がタッグを組みたくとも、バンカードのお気に召さなかったからでしょうか? 無論まだ詳細は分かっておりませんし、実はいろいろ抜け穴があった、なんてことも考えられます。ですが興味があるのは事実ですので、早速口座開設の申し込みをしてしまいました。
パスタ(ファンド・投資信託)
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2007.02.03 Sat
中国株、調整段階に突入か
中国株の下落が目立ちます。年初までは上昇一途でしたが、私の保有するH株だけでなく、(A株統合の噂を元に急騰に次ぐ急騰のあった)B株も下落が続いています。
これはなぜでしょうか。
・米国の利上げが予想され、追随して香港の銀行も利上げに走るのではないか。となると、不動産をはじめ、引き締めの方向に動くのではないか(⇒でも金利が上がれば恩恵を受ける企業もあるし、米国の利上げも定かではないし、微妙な見解です)。
・余った人民元による株式・土地の買い漁りに一服感が出たのではないか。もしくは中国政府が昨年末からの株価急上昇を受けて、さすがに行き過ぎたと判断し、景気抑制策を取るのではないか(⇒これは理解出来ますよね。貿易収支も大幅黒字ですし、市中にお金が廻り、株も土地も家も物価も上がり、通常ありえない価格まで釣りあがり、調整を迎えたという見解)
黙っていれば北京五輪まで上昇するでしょう(←例え楽観的とも言われようが)。と同時に、貧富格差・資源確保/エネルギー効率問題(環境問題)・通貨問題・食糧問題など、経済成長と同時並行で解決しなければならない課題もあります。 特にこのエネルギー効率問題は根が深く、いくら資源を確保してもそれが効率的に使われなくてはそれに見合うアウトプットが出ないのは自明の理。近年は各種基準を設け、ついてこられない企業を整理・淘汰する方向のようですが、それでもエネルギー効率が日本の数分の一程度。
そういえば本日「ガイアの夜明け」がやってますね。ゴミを宝に変えるニッポンの技術。中国、フィリピンなどで再生されるゴミ。これを見る限り、日本の力はまだまだ捨てたものではないのですね。
フィッシュ(中国株/経済)
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2007.02.02 Fri
最近よく聞く、イスラム金融とは何か
「イスラム金融」って、最近よく聞きませんか?
チーズ(日米欧BRICs全般・総合)
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2007.02.01 Thu
1月(2007年)のポジションを振り返る
早いもので、もう節分の声が聞こえてきました。
チーズ(日米欧BRICs全般・総合)
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