こんばんは、管理人です。
竹中総務相は11日、
2007年10月の郵政民営化で発足する持ち株会社、日本郵政株式会社の初代社長に三井住友銀行前頭取の西川善文氏を内定したと発表しました。
西川氏は旧住友銀行時代の1997年から8年間、頭取として経営強化に強力なリーダーシップを発揮。金融不安が深刻化していた時期に全国銀行協会の会長を2度つとめ、金融界の「顔」としても知られています。
同日夕、竹中総務相とともに記者会見した西川氏は「郵便事業も金融事業も大きな変革期にある」としたうえで、「変化を先取りするにはリスクを取らなければならない」「生田(現郵政公社)総裁の積極的な経営展開を引き継ぎ、充実させたい」などと強気の発言。竹中氏も「難しい仕事を、この人ならやってくれる」と期待を寄せていました。
いやあ、思い切った人事ですね。
「郵政の肥大化」を憂慮し、正面切って反対していた大手銀行(元)頭取にやらせるということは、大変な驚きです。竹中総務相が民間人を起用するといっても、まさか最も利害の対立する銀行出身とは思いもよりませんでした。
それだけに面白い。傘下の事業会社(保険、郵便、郵貯)の社長には、それぞれ三菱UFJ、みずほ、ヤマト運輸各社のOBを送り込めばもっと面白い。
西川氏も、変化を先取りするにはリスクを取らなければならない」「事業の拡大よりも競争力の強化、効率化が大切」「リスクをとって得た利益を国民や従業員に還元する」と、「民業圧迫」という批判を交わしつつアドバルーンをあげて見せました。
生田総裁が調整に腐心し、収入から日が経つにつれ、従来の枠組みを大きく超えるような発言が消えていき、郵政擁護論に終始したという事実もあります。西川氏も実際にやってみないとわかりませんが、これからも注目していきたいと思います
2007年以降、どうなるのでしょうか。
このまま規制も無ければ、郵便局とコンビニ、またはレンタルショップが併設されるようになるのも、または巨大なショッピングセンターに郵便局の窓口が置かれるようになるのも、当たり前の光景になるでしょう。それが便利なことなのか、由々しきことなのか、私にはまだ分かりません。でも確実に変化は起こるでしょう。
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今回の記事は、一部表現がきついところがあります。お気を悪くされた方がいらっしゃいましたら、予めお詫び申し上げます。前回までの話(その1・その2・その3)の続きです。今
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー 2006.03.26 Sun 01:11
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2005.11.13 Sun 23:09