国内外の注目の集まった中、先週日銀は金利の引き上げを見送りました。とはいっても、内部9人のうち、利上げ賛成派が3人おり、全会一致というわけにはいかなかったようです。
私自身は利上げ許容派でしたが、それは各種経済指標に因るものではなく、低金利、円安に伴うデメリットを解消する布石をそろそろ打つべきというものでした。ですので、今回の利上げ見送り自体に、断固反対するつもりはありません。
ただし、政府の介入と思わしき発言に対しては疑問を抱かざるを得ません。日経などには政府との足並みの乱れに対する懸念を表明していましたが、日銀が過度に政府に遠慮しても良いことはない筈です。今後参院選を控え、更に利上げしにくい環境が出来上がることでしょう。
1/23追記:対円で、ユーロは史上最高値、ポンドは14年ぶりの高水準と、もはやとどまることを知らないお約束の「円安」。せっかく来週中にも口座の準備が整いそうなのに、そのような環境にはならなそうです。トホホ…
スポンサーサイト