コーランは、働かずに利益を得る「不労所得」を禁じています。つまり、金利をとる金貸し、および資本投資が認められないことになりまっす。またギャンブル、アルコール関連への投資もご法度だそう。
一方で、長らく続いた原油高は産油国の懐を潤し、いわゆるオイルマネーとして世界の資金循環の一大勢力となります。
それでも儲けたい富裕層は欧米の金融機関に預けるしかなかったわけですが、だからといって中東の産油国も、多くの資金をイスラムの教えとは関係の無い、地域外にゆだねるのも不安だと思われます。
従って、コーランの教えに背かず、かつ且つ一定のリターンを受け取る金融の仕組みをイスラム金融というそうです。例えば、共同出資の形態をとり、利潤の一部を配当として受け取るのは合法なのだそうです。
日本の金融機関も、スタッフの意見を取り入れながらイスラム金融機関を設立しているのだそうです。
これを聞いて、やはりオイルマネーは無視できないレベルにまで膨張しているという事実に驚く一方で、上記のような配当は認められるというのもどうも腑に落ちません。また教義上の製薬も多く、きちんと有望な投資先を選別出来るのかにも疑問が湧きます。
日経にも特集記事が出ていますし、インターネットで検索しても多くの関連記事にあたります。皆さんも一度目を通されてはいかがでしょうか。
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